工事の副産物によって生まれた景観「亀岩の洞窟」

2018年6月

絵日記風イラスト
エフくん

今日は千葉県君津市の水めぐりを紹介するよ!

ミー博士

わしらFCサービスの千葉営業所もある千葉県じゃな!

エフくん

うん!君津市には数年前から話題になっている
「亀岩の洞窟」(濃溝の滝)というスポットがあるんだよ。

シーちゃん

あ、聞いたことあるかも!

エフくん

滝と洞窟のコラボでとても神秘的な場所なんだ!
「まるでジブリの世界」と、写真を撮りに来る人が多いんだよ!

シーちゃん

いいなー!私も行きたかった!

エフくん

ごめんごめん、今度は声をかけるよ!
そしてこれが撮ってきた写真だよ!

亀岩の洞窟の写真
ミー博士

おお!綺麗じゃな。結構近づけるのかい?

エフくん

いや、一番近づける足場から洞窟までは距離があって、
事前に見ていた写真とはイメージが違ったよ。

シーちゃん

観光地あるあるだね。

エフくん

途中で寄った道の駅の店の人によると、早朝の陽が差し込む時間帯に行くと
宣伝写真のような景色が見れるんだってさ。僕が行ったお昼過ぎは
少し遅かったかな。

現地看板写真
シーちゃん

苦労しないと良い写真は撮れないってわけね。
この洞窟は人工的なものなの?

ミー博士

1660年頃に「川廻し」という工事をして作られた水路じゃ。
川廻しというのは、川の蛇行している部分を人工的に貫通させて、
元々川のルートだった場所を農地に転用させる事を言うんじゃ。

川廻し工事の概要イラスト
エフくん

さすが博士!そんな昔から人々が水を上手に利用していた事に驚いたよ!
方法自体は今では少し考えづらいけどね。
そうそう、亀岩の洞窟を見たあと、ダムに行ったんだ。

シーちゃん

君津市にはなんていうダムがあるの?

エフくん

片倉ダムという、有効貯水容量654万㎥のダムだよ。

ミー博士

ダムとしてはそこまで大きい方ではないようじゃな。
ちょっとここでクイズじゃ!
日本で1番大きなダムの有効貯水量は何㎥じゃと思う?

シーちゃん

えー5千万くらい?

ミー博士

正解は新潟と福島に跨る奥只見ダムで、なんと4億5800万㎥じゃ!
参考:(財)日本ダム協会

エフくん

えー!!この片倉ダムの70倍も広いだなんて、ちょっと想像できないよ!

ミー博士

それぞれにその土地での役割があって、大きさが決まっているわけじゃな。

エフくん

そうだね。奥只見ダムもそのうち見てみたいな。
片倉ダムはちょうど放水も見れて、なんだか癒されたよ。

片倉ダムの放水写真
シーちゃん

そうそう、ダムの放水や滝って圧倒されて時間を忘れるよね。

エフくん

そうなんだよね。しばらく無心で眺めてたよ。

シーちゃん

ところでこの片倉ダムの役割は何なの?

エフくん

この地域の小櫃川(おびつがわ)流域は昔から豪雨による
水害に悩まされていたんだって。加えて都市化が進んで生活用水
の需要も増加したから、洪水・干ばつ両方に対応できるように
作られたみたいだよ。

ミー博士

このように用途に応じて様々な使い方ができるダムを
「多目的ダム」というんじゃ。

エフくん

そのあともぶらぶらしてたら、
なんと名水の汲み場を見つけたよ!

湧水写真
シーちゃん

え、偶然?ツイてるね!

エフくん

そうだね。これは久留里の名水といって、
市内に数箇所汲み場があるみたい。
書いてあった説明文によると、水温は常時13度で、
夏は冷たく冬は暖かい、ミネラル豊富な水なんだって!

ミー博士

「平成の水百選」に、千葉県で唯一選出されている名水じゃな。

エフくん

君津市は水のスポットが多くて楽しかったなー!
水害に悩まされていた場所が今では水を観光資源にしているって、
素晴らしい事だよね。水を整備するってやっぱり大切だなって思ったよ。
これからも千葉県内をはじめ、水環境の整備に力を入れていこう!

道の駅のおナッツ写真
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