季節の雨

2011年4月13日

今年の4月・5月の降水量は平年並みか少ないと予報されています。
今回は雨についてお話しようと思います。

春にしとしとと静かに降る雨を「春雨」といいます。
食品の春雨も細く透明な形が春に降る細かい雨を連想させることに由来しています。

地域差はありますが、5月から7月にかけて長く降り続く雨は「梅雨」ですね。
「五月雨」も梅雨のことをいいます。これは梅雨の時期が旧暦5月頃であることに由来します。

夏にはよく「夕立」が見られます。近年は「ゲリラ豪雨」という言葉も一般的になってきましたが、気象学的に明確な定義付けはないそうです。

9月から10月にかけては秋の長雨「秋雨」が降ります。弱い雨が降ったり、曇りが続くこともありますが、台風シーズンと重なるため大雨となることもあります。ちなみに梅雨のない北海道でも秋雨はあります。

冬には長雨は降りません。日本海側では雪・太平洋側では晴れというのが典型的なパターンですね。

ここではよく知られた季節の雨をご紹介しましたが、季節の他にも降り方や強さによって様々な表現があります。
たくさんの種類がありますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

次回も色々な水に関わるお話を調べてみようと思います。

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