水って何だろう?

2004年6月28日

皆様はじめまして。
私たちFCサービス株式会社のホームページをリニューアルするにあたり、水に関する身近な話題をご提供するコラムコーナーを設けることになりました。 ここでは、普段当たり前のように接している水についての様々な話題を取り上げて、皆様にもっと水について知ってもらいたいと思っています。

さて第一回目のテーマは、 「水って何だろう?」 です。

身近なものであるほど、実はよく知らないというのはよくあることです。日本に住んでいると、大きな水不足や天災でもおきない限り「水」というのは常に私たちの身近にあります。昨今の健康ブームなどで「おいしい水」を意識するようになった人は増えてきたように思いますが、「水」そのものについて普段から関心をもっている人はそれほど多くないのではないでしょうか?

そもそも水って何なんでしょう?

思い起こせば中学生くらいの理科の授業で「水(H2O)というのは水素(H)と酸素(O)の化合物である」と習ったような気がします。化学的な説明となると、確かにこれが正解なのですが、私たちが日常生活で接している「水」となると、ちょっと意味合いが違ってきます。

例えば水道水。ここにはご存知の“カルキ”と呼ばれる残留塩素や“ミネラル”と呼ばれるカルシウムやマグネシウムなどの無機物質などが含まれています。お店で売られているミネラルウォーターにも文字通り多くの無機物質が含まれています。

つまり、私たちが普段接している「水」というのは、極端に言うと「“不純物”を多く含んだ水(H2O)」ということができるのです。
ここであえて“不純物”という言い方をしたのは、こうした“不純物”を含まない水(H2O)のことを「純水(超純水)」と呼ぶからです。

“不純物”というとなんだか汚いもののように聞こえますが、実はこの“不純物”のおかげで私たち人間は水を飲むことができます。市販のミネラルウォーターの味の違いを生み出しているのも、この“不純物”です。

いわゆる水道水というのは、自然界から供給される水に含まれる様々な“不純物”から、“悪い不純物”を除去して、人間が飲むことができるようにしたものと言えるかもしれません。

次回は水の味を決める“不純物”、ミネラルについてお話したいと思います。

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